春畑セロリのワガママ部屋
めまいの日々、そしてTake II Keys 伊豆大島の旅
ニュージーランド以来、目の回るような日々が続き、昨日なんて、ほんとに目が回ってました。あれ? 久しぶりに、私ってメマイしてるわけ? って思ったけど、たぶん寝不足ですよね~。こんなのは、美味しいものを食べれば、たいてい治ると思うけど(う~ん、医学的には筋が通ってませんね)。
それで今日は、ヒマになったわけではなく、窮屈な仕事状態から逃避するため?だけ?に寝言書いてます。
急ぎの仕事、リテイク(いわゆる修正依頼、すなわち?戻し?。「すごくいいんですが、もう少しこういう感じにしていただけると」って奴ですね。ときには、「これじゃ困るんだよねー」なんていう愛のないメッセージもありますけど)、さらにまったく新規のデジタル系お仕事(これがまた、把握に手間取るくせに格安のことが多い)等々って、けっこう容赦なく降ってくるんですよぉ。もはや?ネジこまれる?と言ってもいいくらい。
もちろん、お仕事、有難いし、オフィスのみんなが食っていくためには、涙が出るほど嬉しいんですけどぉ、ちょっとここんとこ、荒業が続きましてね~。そうなると、きちんと腰をすえて、じっくり取り組みたい仕事は、どんどん後回しになっちゃうんですよね。それはやっぱりイカンですよ。今、もう社会的地位が危ぶまれるくらい後回しになってるのが、こども向けのピアノ・コンチェルトの作曲、「ベートーベン連弾パーティー」の編曲、古典的ピアノ教則本の校訂、作品を送ってくれた方への添削・・・!
なので、心を入れ替えまして、日銭稼ぎの仕事で身をすり減らしてはいかん! もちろんそれも誠心誠意やるのだが、その後に、毎日少しでも、自分本来の仕事の成果を蓄積しようと決意し、午前1時半から3時半を、それにあてているのです(ひゃ~、不健康。健康志向編曲家のタケシくんなんか、起きてきちゃう時間ですよ)。
でっ、心を入れ替えた3日目に、目が回っている次第です。
でもね、どんなに忙しくても、いや忙しいからこそ、脳みその空気は入れ替えなくちゃ、というわけで、先日、Take II Keysの作編曲家4人組で、温泉旅行を決行しました。6年も前から、飲み会のたびに、千円、二千円と貯めた資金が、やっと4人で10万円になったので!
行く先は、セコイと言われようが、夢がないと言われようが、輝く伊豆大島! これがまた実によい旅でした~。
まず三原山噴火口ハイキング。日曜日なのに、我々4人の他には人っ子ひとりいない火口付近。しかも根性の入った霧で、何も見えないっ。強力な風で前に進まないっ。そこを、完全なオヤジのノリで、地焼酎を左手に、温泉饅頭を右手に、「口の中で混ざると、サバランみたいで美味しい」とか言いながら身体にムチ打ってヒタ歩き、その名も裏砂漠という溶岩地帯の異形な景観に感嘆したのでした。
夜は椿油のオイルフォンデュに、出されたネタだけでは飽き足らず、お造りの刺身から刺身のツマまで全部突っ込んじゃって(板さん怒るかしら)舌鼓を打ち、さらにいい加減、お酒が回ったところで、待ってました!の卓球大会!(これ必須。宿選びの段階で卓球台の有無をチェックするのが幹事の重要な任務)
翌日は釣りの計画が流れたので、島の動物園(ここも人っ子ひとりいなかったっけ)で「きょん」と対面。お昼は波浮の港のレトロな寿司屋で一杯(観光客いなかったっけ)。通りすがりの露天で午後のひと風呂(ここも人っ子ひとりいなかったっけ)、夕方、港で船を待ちながら、また一杯(ここももう店閉めようとしてたっけ)。
どんなに仕事を抱えていようが、たとえ出発前に愛用のマシンがクラッシュして途方にくれようが(ねっ、とおくん。しかも急ぎの仕事発注してるのはウチよ、ウチ。頼むわよ)、遊ぶときは遊ぶ私たちなのでした。いい旅、したよなぁ~。
次回の寝言は、きっと、伊豆大島からぐっとスケールをアップして、セロリのグローバル音楽探求への道。乞うご期待デス。