春畑セロリのワガママ部屋

湯布院再び〜東北祭り3連発

ずっと前に一人旅をした湯布院に、先月、縁あって舞い戻りました。仕事の合間の、ほんのひと時の散策だったんだけど、前回に訪れたときにみつけた、スタイリッシュなボディの万華鏡に、またまためぐり逢ってしまったのでありました。
細野朝士さんという作家のテレイドスコープで、小さいながら実に美しいシェイプ。8,000円もするから、あの時は買えなかったんだ! 涙を飲んであきらめたというのに、その逸品に、またもやこの地でめぐり逢ってしまったのでした。このお小遣い厳しき今日この頃デスヨ。しかも、あろうことか、偏光フィルムの織り成す彩りが美しい、さらなる逸品、1万6,000円也と、仲良く肩を並べて私を待っていたのでした。あ~ん、どうするの????どうするの????

そして、次の魂の体験は、東北祭3連発。まずは父の故郷、八戸の三社祭り、翌日、青森ねぶた、さらに翌日、秋田竿灯。怒涛の祭り三昧の3日間でありました。
八戸に発つ前日、この暑さでへこたれた父から、かなり弱気な発言が出て(もうすぐ87歳ですから)、少なからず胸を締め付けられながら彼の故郷へと旅立ったのですが、青森では年若い新しい友人が、秋田では気心知れた旧友が迎えてくれて、ともに日本の祭りを分かち合い、晴れ晴れとした気持ちで帰ってきたのでした。

不思議なことに、青森では、アフリカつながり、ラオスつながり、いろいろなつながりが輪と輪を呼び、広がりそう。世界の友達の輪!

そうして祭やら輪やら万華鏡やらの別世界から、一気に締切、校了、駄目押し、修正依頼の嵐の東京へ戻った矢先、余命いくばくもない宣告を受けていた友人が危篤となり、あっという間に旅立っていってしまいました。半身が不随となり、意識も朦朧とした中で、握った手を振り回して、感謝と友情の表明をしてくれた彼のぬくもりが忘れられません。

ちゃんと生きなくちゃ。生きなくちゃね。私たちは。