春畑セロリのワガママ部屋

まじ、寝言。

忙しかった~! 新しい本の執筆、新連載、新しい仕事上のお付き合い、新ピアノ・ユニット結成、そしてwa!のラオス・イベント~。

今年はホントに社会情勢が厳しくて、小さな制作会社のトリゴが生き残るのも必死で、なんとか倒れないように、やっとこさっとこ頑張っています。でも、そのかたわら、そうやって日々の戦いに疲れて、精神まで貧乏にならないように、よりいっそう新しくて面白いことを探し、ワクワクすることにしています。

だから、ほんとうに毎日が満杯でした!

夜寝る時間も削るから、お隣のクリニックの先生にはいつも叱られるけど、ま、一応、午前中は地球上から姿を消して、睡眠をとるように心がけてます。

でも、しんどい毎日でも、ワクワクは、ちゃんといっぱいある。
ラオス・イベントでは、またたくさんの仲間とつながることができたし、中でも嬉しかったのは、口からデマカセで始まり、昨年のブルキナ・イベント以来続けている「ハイブリッド紙芝居」が、ついにwa!から羽ばたいて、外でも上演が決まったこと。
雑誌の新連載では、常々面白がってやってきた「近くてトーク」で培ったインタビュー形式が、誌面作りに結実しそうなこと。
別々の仕事で知り合った人たちがリンクしあって、新しいアクティビティが興せそうなこと。

昔に種をまいたことが芽を出したり、奥にしまっておいたことがポワッと形になって実現したりすると、あ~、やっぱり、人生に無駄なことはひとつもないんだな、と思います。しんどくても、地道にやりとげたことはしっかり心の奥に残っている。大切と思ったことをずっと大切に想っていれば、必ず芽が出る。やみくもにやりたいと思ったことは、無意味なようでも、いつか必ず何かの形で実を結ぶ。
ただひとつのコツは、自分を偽らず、真剣にやること、かな。

いつも使っているパソコンのデスクトップには、過去の旅で撮った写真が毎日ランダムに飾られます。そういう設定なんです。ある日はアフリカの落日、ある日はサーファーズ・パラダイスの大通り、ある日はラオスの道端の小さな木彫りの仏像、ある日はニュージーランドの速度違反取締りのパトカー、ある日は奄美の青い島影、ある日は線路端の菜の花。それらは、思い出ではあるけれど、決してセンチメンタルではない。
しっかりと芽を出してくれる、私の大切な現実の種なんです。