春畑セロリのワガママ部屋

「解き放たれたい寄り添いたい症候群」

心というものは、とらえどころのない風船のようなもので、はちきれたりしぼんだり、つるつるしたりシワシワしたり。
ことに「解き放たれたい寄り添いたい症候群」の私は、ジャングルジムのてっぺんに手放しで立ってるガキ大将のように強がっていたり、穴に落っこちた毛虫みたいにショボショボしていたりします。限りなくひとりになりたく、限りなく人と出会いたいし、限りなく我が道を行き、限りなく両手を広げて待っていてもらいたい。大自然の中に立つとすごく癒され、都会に戻るともっと癒される。パワフルにエンジン全開でどこまでも突っ走りたいし、暗い部屋に一日こもって脳波をとめていたい。ことに最近は、強気に軟弱に、やたらと泣き笑いしています。ささやかなことなのに、妙に心を突き動かされる出来事が、ほんとうに多いなぁ。

アフリカ、ラオスの次は、南太平洋に旅に出ることになりそうです。秋かなぁ。冬かなぁ。来年かなぁ。これから勉強、根回し、ひらめき、プランニングですね。赤道の向こうで、またいっぱい拾い物してこよう。

6月は大量の執筆物を抱えて、少し茫然です。でも書きたいことを書きたいように、一緒にやりたい人たちと一緒にやれていくのは、ほんとうに幸せ(出版社から放し飼いにされてる感じもある)。だから、届けっとばかり、受けてくれる方々の顔を思い浮かべて、アイディアを練るのです(で、寝るのです)。
小さなリレー連弾を1曲書きました(小さいといっても楽譜にして10ページ!)。今月は、ほかにも小さい曲をいっぱい書こう。大人のみなさんに楽しんでもらえる楽譜も作ろう。新しい視点の本を考えよう。な~んて、地道な書き手のふりをしつつも、地方セミナーやインタビューや楽器コンテンツ開発や新企画打ち合わせや旅の根回しに、心地よく逃避している毎日なのでありました。

それにつけても、いつも解き放ち、寄り添わせてくれる、周囲の大切な人々に感謝。