春畑セロリのワガママ部屋

パリ〜地底派探検隊〜小説

現実から離れて、1週間のパリの旅。16年ぶりのパリは、変わりつつ、しかし変わらず、新鮮で、しかし懐かしく。
借りる予定だったティエリーくんのアパートが、突然のガス漏れ(?!)で使用不能となったのをはじめ、相変わらずのハプニングの連続ではあったけれど、4つのキュートな美術館めぐり、植物学者のジョルジュ先生宅、ジャッキーさんのカフェ・ギャラリー・パーティ、モネの家ツアー、自主企画ピアノ教育座談会、さらに突然の思いつきのブリュッセル放浪で、楽器博物館と出来立てホヤホヤのマグリット美術館・・・と、盛りだくさんで刺激満載の旅でした。
やっぱり、自分の視点を変える、周りの景色を変える、足元の拠り所を変えるって、ほんとに大事なことなんだなぁ。

オマケ:帰りの機上で見た3本のショート・フィルム。パンチが効いていて個性的で、一服の清涼剤でした。

そして、地下のアジトを拠点とした、謎の脳ミソ探検、名づけて『地底派探検隊』も、無事スタート。初回を飾った、一橋くんの「シューマンを聴くナマコ」話をきっかけに、新隊員たちの間で興味深いディスカッションが繰り広げられました。さっそく次回、次々回のプレゼンターも名乗りをあげ、知性派ミュージシャンや音楽学者、業界人たちの頭脳をくすぐる探検が始まりそうです。そのうち、サイトも立ち上げないと。

そういえば、この間、実家を整理していたら、中学時代に授業そっちのけで書いていた、スポ根ミステリーラブロマン青春小説のノートが一挙に出てきました! そうかぁ、何十年も前から、こんな突拍子もないことを書いていたのか、と、セロリの芽を見る想いでした。ここのところ、インタビューが3本も続いて(ちょっといい写真、撮っていただきました)、いつになく自分の来し方を振り返る機会が多かっただけに、まさに今、やりたいことをやりたいようにやれている不思議さと有難さに感慨もひとしお。折しも、すてきな先輩がたと出会って、行く道を照らしていただいたことも、忘れ難い出来事ですけど。