春畑セロリのワガママ部屋

現実と妄想の日々

「月刊ぴあ」が休刊になった。
その40年近い歴史の中で、情報自体、伝えること自体のエンターテインメント性、発信側と受信側の一体感、メディアの公平さと編集意図の共存といった、新しい可能性と「ノリ」を示してくれた貴重な雑誌だ。この手作り感とバランス感とスパーク感は、今の多くのメディアやネットワークや起業やイノベーションの先駆けともいえるだろう。その発想とセンス、冷静と情熱、知恵と遊び心は、未来の若者へ大切に引き継がれていってほしい。。。。なんて、最終号を手に、感慨も新たに思ったのでありました。

さて、8月31日のP★パレット@楽屋ライブは、あっという間に満席となり、まことにありがとうございます。久しぶりの準備を楽しんでます。
しかしながら、もうひとつの夏の楽しみだったイタリア取材は、残念ながら諸般の事情で中止。精魂をかたむけ、仕事をないがしろにしてまでみっちりと旅のプランニングをしていたので、かえすがえすも残念無念。丹念に選んだ格安ホテルも航空チケットも、北半分縦断プランに欠かせなかったレンタカーも、すべて予約と同じくらいの時間をかけて涙のキャンセル。2週間の旅はたった二日の群馬温泉旅行へと変貌をとげたのでありました。しかしですよ、取材はナシでも、妄想で曲は書けるのよ。見てらっしゃい。聴いてらっしゃい。

というわけで、暑い東京で、厚い五線紙と原稿用紙(って、どちらも基本パソコンの中にあるんですけどね)に、篤い心で、ただただ熱く、向かっている毎日なのであります。はい。