春畑セロリのワガママ部屋
大腿骨のカーブがむずがゆい
妄想ピアノ部のクリスマス・パーティーも、例年のごとくやんややんやの盛り上がりのうちに終わり、今年の予定も無事終了・・・なーんて思いきや、けっこうすい臓の裏側のあたりが緊張している今日この頃。
トリゴの仕事はパッタリと不景気で、いつもお正月返上で頑張る制作もまったくナシ! ヒマだぁ、お手上げだぁ……のハズなのに、なんなんだこのおののきは。。。!
と、思い、よーく考えてみると、委嘱作曲、書籍執筆、曲集シリーズ企画、連載企画、ステージ・プロデュース等々……、ありゃりゃぁ? けっこう重たく「マジ」な仕事、いっぱい抱えてるじゃん! と気づく。恐るべし2012年。こりゃ、うかうかしてられんのやないか。見て見ぬフリもそろそろいい加減にしないといかんのやないか。そりゃもう、大腿骨のカーブのあたりがむずがゆいのも無理ないんやないか。
責任ある難儀な仕事の重圧にも関わらず、ふんわりした嬉しさも漂っているのは、それぞれの担当者や関係者の方々が、一緒にわくわくしてくださること。「頼むぜ、オマエ」と叱咤してくださること。「おもしろいです!……ぷぷぷっ」と吹き出してくださること。
そんだけ面白がってもらっても、そんだけ叱咤してもらっても、結局ノウテンキにボンヤリしている、この仕事無精ぶりは、どうやら自分が生み出したキャラたちとそっくりなようだ。ズボラで怠け者の作曲家・白菜漫伍郎。昼寝ばかりしている女流作曲家・夜畑ブラリ。どちらもまさしくセロリの分身。
でもなんといっても連中がうらやましいのは、私が原稿の中で「素晴らしい曲を書き上げた」と書けば、彼らの曲が書き上がることだ。……現実の自分は、そうはいかんもんなぁ。
来年はもうひとつドジで間抜けなキャラがスタートする。それこそがセロリそのものかもしれん。