春畑セロリのワガママ部屋

意義ある逃避をしてはいけない

いまだ根強い不景気のおかげか、トリゴの制作の仕事もセミナーの依頼も少ないうえに、学校勤めもレッスンもしていない私としては、もはや、こもって譜面を書いているしかない……というわけで、いつになくインドアな生活を送ってます。ま、お金がないので、気ままな放浪もできませんしね。あー、グアテマラの空は遠い……、ニカラグアもコスタリカもパナマも遠い、ましてやキルギスは夢のまた夢……。

ってことで、地下のオフィスでずっと譜面を書いていて、おいおい、オマエは作曲家か、と思うような生活をしている(あー、やっと自分を作曲家と呼べる日が来たのか……、と、感慨深いデス。今まではただのお気楽者としか言いようがなかったんですけど)。

が、しかし、譜面を書いていると、すぐに才能が枯渇して、そういう自分と向き合わないために、逃避の山を築くことになるわけっすよ。もう名刺も刷ったし、Macのバグとも闘ったし、FinaleとSibeliusの最新バージョンも相当使いこなしたし、幾多のゲームにも熟練したし、iPhoneとiPadとMacのクラウド化もそこそこ機能したし……、なんて書くと、極端にデジタル人間のようですね。なんかこの、もうちょっと、たとえば逃避のおかげで大掃除できちゃうとか、ダイエットできちゃうとか、そういう有意義な逃避はないもんですかね(でもね、健康的で生産的で建設的なものは、あんまり逃避にならないんだよな、これが)。

ま、そんなこんなな無駄な逃避たちを山のように積み重ねたおかげで、ごく直近では、ピアノソロ用の小さな子守歌と、今年の合唱ができました。あー、疲れた。もとい、あー、楽しかった。もとい、あー、苦しかった。もとい、あー、面白かった。もとい、あー、しんどかった。もとい、あー、気持ちよかった。
って、うーん、なんなのかしらね、この生活。結局、どっちみち極楽とんぼのお気楽者ということですかね。引き続き、CD録音に向けて、おもちゃの楽器で編曲してまっせ~。

そうそう、最近の父のお気に入り曲は、昔懐かしい「ケ・セラ・セラ」でして、ま、そういうことでしょうな、私もね。
わってばー、うぃるびー、うぃるびー♪