春畑セロリのワガママ部屋

思索と工夫と好奇心で生き延びる

今年は、誰にとっても忘れられない年になりました。
人を思い、自分を思い、人との関わりを思い、自分の生きる価値を問う。
そんな時がまだまだ続きそうだよね。

せっかくHPが整ったので、今年の暮れは、ひとつ記事をあげときましょう。

思えば、今年の春。あと1曲というところまで書いた新作ミュージカルが上演中止となり、ステージに乗る可能性が見えないまま最後の1曲を書き上げたっけ。このあたりから、イレギュラーな展開になりました。「来年こそきっと!」と誓い合ったのに、来年も中止が決定。
続いてセミナー、コンクール、コンサートなど、さまざまな仕事が次々キャンセルに。
来年はもう一度パリへ行って、新しい体験を期待していたのだけれど、それも中止。。。。

でも逆に、さまざまな工夫で実現へと進んだこともあったし、新しい出会いもありました。
多くのイベントがオンラインで新しい形を生み、新しいアイデアを模索し、リモートや電話のみで完結したプロジェクトもありました。

たとえば、秋のオンライン・アレンジ・ワークショップ。
全国のみなさんとのリモート・グループ・ワークが期待以上に面白かった!!

 

支援学校の10周年記念コンサートは、動画コンサートと当日の遠隔参加のみに変更になっちゃって、
収録も編集も大変だったけど、ズッコケつつ、自然体で取り組んだっ!

 

そして、
本当に必要なこと、本当に可能なこと、本当に大切なものが見えてきた。

この状況下での、母の骨折、緊急入院、手術、転院、長期加療、施設への入居。
これは昨年の父の介護や他界に続く大きなトピックスで、悩み、思い廻らし、また悩み、未来を想い、そして行動する日々でした。
しかし医師、看護師、ソーシャルワーカー、施設スタッフさんなど、たくさんの方々と語り合うことで、驚いたことも学んだことも心打たれたことも、数えきれないほどあり、深い感謝の日々でもありました。


(2つ目の病院は海のそば。海にはただただ励まされ、心和まされた)


(スタッフさんたちの、いつも変わらぬ、そしてさりげない心遣いにも感動)


(誕生日に贈ったブラウスを嬉しそうに着てくれる94歳の母。新しい生活を誰よりも楽しんでいます)

 

そして何といっても、病院、施設、その他仕事関連の場所にも、もっぱら車で出かけたことで、
東京都心および神奈川県東部の道には、めちゃくちゃ詳しくなりました!

脳内も同様なんです。
考えれば考えるほど、実践すれば実践するほど、拠点やルートも、続々と増えていく。
ネタが浮かぶ、つながる、意外な関係がヒットする、思いもよらない実を結ぶ。

考えよ。工夫せよ。そして歓びとともに行動せよ。

仕事場は、なんだかオンラインのスタジオと化してる感もあるけど、
この地下室で、来年もまた、新しいことに出会う気合い満々ですよ〜ん!